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弁当が不味い

今日の母の手作り弁当は一段と不味い。贅沢を言っているだけだろうか。いや、ホントに不味いのだ。口に含んでも飲み込むのが辛い。自分でもビックリしている。味が薄くて感じられないし、お米から変なニオイがする。

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米の上に、タマネギと豚肉を一緒に炒めたものを載せているだけのシンプルな弁当。シンプルすぎるだろ。

母の料理は基本的にテキトーだ。餃子やハンバーグはいつも冷凍食品だし、CookDoとかのキットを愛用している。今日の弁当も冷凍食品を詰めてくれればよかったのに。

ただ、テキトーな料理を食べ続けていると、本当に旨いものを食べたときの幸福度がハンパないし、高い食材と安い食材の見分けができるようになる。特に醤油は分かり易い。高い醤油は味が濃くて風味がある、ホントに。外食したときも、美味しくて思わず笑顔になってしまう。家の食事で笑顔になるなんて滅多にないけどね。

あと普通レベルの手料理を食べただけで感動できる。高校生のとき彼女の家で食べたオムライスは感動したわ。僕の家のオムライスはライスがボサボサしていてケチャップの味しかしない、辛いよ。

はて、不味い飯を食うメリットについて述べてきたけど、今日の弁当はどうしようか。母親に「不味かった」なんて言うと「文句があるならお前が作れ」って言ってくるんだよなぁ。大人しく食べるかぁ。食べられなかったらトイレに流そ。

その昔、おじいちゃんが生きてるときに言ってた「昭和の弁当」のエピソードを思い出す。おかずは梅干しだけだったらしい。ラッキーな日はたくあんもあったらしいけど。

※参考画像
ザ・昭和弁当

そういう話を思い出して、恵まれている平成に生まれた僕は、今の環境に感謝しながら、とりあえず頑張って不味い弁当を完食しようとするのであった。
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