気が向いたら書いてあげる

正気になったら更新しますので

才能

絵が上手い人、音楽的な才能がある人、面白い文章が書ける人、スポーツ神経がある人には無条件でスゴいと思ってしまう。これは才能というやつだろう、才能がないと上手にできない。僕には何の才能もないから、持っている人は輝いて見える。

というような話を、知り合いのWebデザイナーにしたら「才能は『あるorなし』じゃなくて、磨いていくものだよ。」と言われてしまった。うー。

何の才能もない僕も、今まで何かに対して才能を磨こうと努力したことはあったのだ。学校の部活でやっていたテニスとバドミントン、そして中学校まで習っていたピアノ、そして学校のお勉強。でも全部ダメだった。僕より後に始めた人が、気が付いたら僕より上手くなってるなんてことが結構あった。

だから、たとえ才能が『あるorなし』ではなくて『磨くもの』だとしても、磨きやすさというものがあるのだろう。んで、その磨きやすさが「センス」ってやつだろう。

ただ僕には「センスがあるね」と言われた記憶もないのだ。ましてや「センスないね」って言われた記憶が大量にある。料理、オシャレ、ギター、サッカー。

ややこしくなるが「センスの磨き方」って無いだろうか。つまり「『才能の磨きやすさ』の磨き方」。なんだか無限に続きそう。

あれ、才能が磨くものだとしても、磨きやすさ(つまり上達しやすさ)があるから、結局ダメな奴はダメなんじゃないかとも思う。

小学生の頃、母は僕の長所として「何事もゆっくりではあるが、最後まで諦めない」ということを通知表の通信欄に書いていた。これって「ウチの子は何の才能もありません」って言っているようなもんだよな。

もう才能のことは諦めますわ。

平日の昼間から

久しぶりに授業に遅刻した。いつもより30分くらい遅く起きて、なんだかやる気もでないし、もういいや、というカンジで遅刻した。

授業中の教室を後ろのドアから静かに入る。一番後ろの席に座る。夏休みが終わった頃は遅刻しまくっていたから、遅刻することには慣れているつもりだったけど、なんだか不思議な感覚になってきた。

一番後ろの席だと視力が悪くて黒板がほとんど読めない。やる気も湧いてこない。もういいや今日はサボろう、ってことで平日の昼間から予備校の近所を散歩したり、公園でボーッとしている。お金はないからカラオケなんて行けない。

神社に行って、駄菓子屋に行って、イチョウ並木を歩いて、ホームレスがたくさんいる公園のベンチで無心になった。

自分でもビックリするくらい今日はやる気がおきない。平日の昼間、みんなはやるべきことがあって一生懸命やっているのに、僕はのどかな住宅街を歩いた後、公園のベンチでブログを書いている。不思議な気持ち。空でヘリコプターがバリバリ音をたてている。横で中国人のカップルがイチャイチャしている。

来週は模試があるのに、ずっとボーッとしている。「気が向いたら書いてあげる」とか言ってるが、本当は今は気が向いていない。

このままじゃ大学に落ちるのは分かっているが、熱意が出てこない。なんだかなぁ……

お金で人間性がわかる

CoCo壱番屋がハウス食品の子会社になるのは有名な話だが、ココイチの創始者は株を売却して220億円を得るらしい。

ココイチの創業者は宗次徳二・直美夫妻。夫妻の資産管理会社で筆頭株主であるベストライフの保有分を含む23.17%相当分について、ハウスGはTOB(株式公開買付)に応じる。夫妻は単純計算で220億円のキャッシュを手にすることになる。
今回、壱番屋の株式売却で手にした220億円を基金として財団をつくり、ボランティア活動に充てることになる。

ビジネスジャーナル2015年11月15日 より)


引用元にココイチの創始者である宗次さんの人間性とかがかいてあっておもしろい。別に僕は「自己啓発本」とか「成功者の話」とかが好きな人間ではないけど、今回に関しては全部読んでしまった。


自分が67歳で220億も収入が入ってきたらどうするだろうと考えてみる。たぶん、死ぬまで毎日風俗通いかなあ。


と考えて、自分のクズさにウンザリした。やっぱり成功する人は違うな。ノーベル賞のおじさんも賞金を社会貢献に使っているし。きっと俺は死ぬまで底辺暮らしですわ。


「お金が欲しい、働きたくないけどお金がたくさん欲しい」と常日頃から思っている僕には、一発KOを食らった気持ちになった平日の昼間でした。

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