背伸びするのはやめる
前回「カラオケ行ってもアニソンしか歌える曲がない、周りの友達はトレンディな曲を歌ってるのに……」という内容の記事を書いたのだが、あれからいろいろ考えた。
実は明後日、「あいつアニソンしか歌わねえ」と僕をネタにする友達とカラオケに行く予定がある。僕はさっきまで明後日のカラオケに備えて、アニソン以外にも歌える曲を作ろうと思い、CDをレンタルしてそのCDをヘビロテしていたのだ。でも正直ダルいし「ここまでして俺は普通の曲が歌えるようになりたいのか?」と疑問になり、苦痛でしかならないヘビロテをやめた。
「あいつアニソンしか歌わねえ」とネタにされたとき、友達は笑いの種になると思って話していたのかもしれないが、僕としてはかなりショックだった。それはそれまで自分も薄々気が付いていたことを、友達に指摘されたからだろう。「トレンディな曲を歌えるようにならなくちゃ」と思っていた矢先に言われたから。
でも、そのコンプレックスを克服しようと頑張っている自分がバガバカしくなった。1ミリも「良い曲だ」と思えない曲をイヤホンで強制的に脳に叩き込むという苦痛でしかない作業、なんだよこれ。
もういっそ「トレンディな曲を全く知らない人」という自分で生きた方がよっぽどマシなんじゃないか。なんて思い始めた。
気にしたら負け!
色んな所で僕は「気にしたら負け!」と自分に言い聞かせてきたが、今回も自分にコレを発動しようと思う。
他人から見たら「逃げている」だけなのかもしれない。いや僕もそう思う。でも、辛いことにはプライドを捨てて逃げるのもアリなんじゃないの?僕は元々プライドはないし、友達も少ないし、今回は失う物は少なく済むし、ベストソリューションなんじゃないでしょうか。